あきら① (地方公務員/23年目)
*5月30日実施
1 先輩の仕事
■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?
・お客 市役所に来る全ての人。しかし、市内に住んでいる人とは限らない。(市内に土地を所有している人、親が市内に住んでいる等)
・ニーズ お客様ではあるが、何かを販売しているわけではなくサービスを受けるために来る。(許可を受けるためや、サービスを受けるための申請)
■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?そのサービス提供のなかで先輩はどんな役割を担っている?
・許可を受けるための申請、サービスを受けるための申請
→申請を受けてから法律や基準に照らし合わせ許可を出す。公平性を保つことが大事であるとともに、正確さ、速さが求められる。
・苦情を受ける
→苦情は貴重な情報提供ととらえ速やかに対応する。「できること」「できない」ことを伝えることも大事。
2 この仕事で満たされる価値観
■先輩の価値観
【承認系】多くの人から評価を得る
【成長系】視野を広げる
【提供価値系】目の前の人を支援する、複雑な問題を整理する
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時
許認可の事務自体は正確な判断が求められるため、価値観が満たされると感じることが少ない。
苦情や相談で来た人の話を聞き、共感すること→具体的な対応策が提示できれば安心してもらえるということはある。→目の前の人を支援する という価値観は満たされる
■あなたの価値観を見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスをもらってください。
自分の価値観 目の前の人を支援すること
→人のために何かしたいという価値観があるなら合っている。人だけでなく市のために貢献しているという意識も生まれてくる。
3 この仕事に必要な能力
■この仕事に必要な能力
コツコツ粘り強く続ける力・相手の気持ちを想像し共感する力・困っている人を助ける面倒見力
■なぜその力が必要?
市役所は平事では用のないところ。だが、わざわざ来る用事があり来ている。困ったことや、わからないことがあるから来ているお客様の気持ちを受け止めて対応することが必要。
■大学生活で身についたもので、仕事に活きている力はある?またそれはなぜ身についた?
大学でというよりも接客業のアルバイトで身につけたものが力になった。法律を読み解くことはある程度大学でのことが力になっているが、これはとても感じる、というものではない。
■感想
お話を聞いていて何となく自分に公務員はあっていそうだなと感じました。公務員という仕事は自ら能動的に仕事をしていくのではなく、お客様がなにかを求めている状況があったら仕事をしていくという受動的な部分が多いのだと思います。人の生活に直接かかわってくるので非常に責任感が求められるのでしょう。
取材者
商学部3年 あきら