職種×価値観調査

慶應大学商学部牛島ゼミにて、各職種に就く社会人がどのような価値観で仕事を行っているか調査したレポートです。【学生みなさまへ】価値観カテゴリーが1記事に対して複数つけられることが分かったので、複数カテゴリ付けを奥居の方で修正しています!新規登録時は、先輩の価値観を全部カテゴリ付けしてください

みねこ①(鉄鋼メーカー/9年目)

1.先輩の仕事

製鉄所勤務→営業(担当:鉄パイプ)

 

■会社のお客様は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?

資源開発をしている企業(=BtoB)

資源開発に必要なパイプを受注。質の良い商品の提供。

開発に必要な特殊な形状での注文を希望していることが多い。

他社との差異を気にしている。

 

■会社は顧客に対してどんな商品をどうやって提供している?先輩の役割

顧客のニーズに会わせたパイプ作り。

営業、生産管理、製造スタッフ、商社(仲介役)、クライアントが一つのチームとなり商品を作っている。

 

工場の生産工程を止めないように案件をとってくる仕事。

長期契約を結んでいるオイルメジャーとの交渉。

新規クライアント獲得営業。

後輩指導。

 

2.この仕事で満たされる価値観

■先輩の価値観

頑張っただけ稼ぐ/チームで頑張る/複雑な問題を整理する/ものや道具に触れる/目標達成の手助けをする

 

■満たされていると感じる時

商材の原点には、現場があり人がいる「ものづくりは尊い」

需要と供給をうまくコントロールできたとき。例えば、5トンの供給能力に対して3トンしか計画が立っていない場合に交渉を重ね2トン分持ってくる。

社外の人と、質の高い商材を取り扱ってもらうために交渉する時。

大規模なプロジェクトを一人で動かしているとき。

(先輩の室の売り上げ総額は1200億円)

 

■アドバイス

「豊かなくらしに貢献する」働き方が出来ると思う。

高い技術力を持っているため、誇りを持って業務に取り組める

若手が活躍できる環境が整っている(=上司は全体のとりまとめをするため、担当者が責任をもって交渉しなければいけない)

 

3.この仕事に必要な能力

■能力

自分の頭で考え決断し行動する力/課題を見つけ解決策を練る力/臨機応変さ/責任感

 

■なぜ必要なのか?

事業関係者が多岐に渡るため、上記の力は必要不可欠。

これまで培ってきた、知識・知恵を守り抜かなければいけないし、新たな事業へ取り組みを始めなければいけない。

それが、世界2位の鉄鋼メーカーの使命である。

 

■大学生活の経験から

マレーシアの家具工場で働いた経験から、ものづくりをしている会社に興味を持った。現場に行って実際に学ぶことは大切である。

そこから見えてくる、自分の興味があるはずだから。

 

-感想-

キャリアは人それぞれだと思う。

経営に直結する部門を経て、営業を行う場合や営業経験を経て海外事業に異動する場合など。鉄鋼メーカーにおいては、現場主義!まずは、「モノ」が出来るところに携わることが大事なのかなと思った。

スケールの大きい仕事で、かなりの責任感を感じられそう。商社からの紹介で、プロジェクトが始まるという話をきいて「モノ」を持っている企業の強みを改めて感じた。

 

★取材者:みねこ