ももよ①(震災復興関連の公益社団法人→現在フリーランス)
1.先輩の仕事 震災復興関連の公益社団法人 ■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある? クライアント(受注者):行政 カスタマー(受益者):地域住民 ニーズ:復興に繋がる情報を知りたい
■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している? そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?
情報支援を行う。流れとしては、地域住民のニーズ調査を基に、団体でコーディネート案 を練る。それを行政に提出する。現場で働くというより、事務局として全体を俯瞰した運 営に携わった。
2.この仕事で満たされる価値観 ■先輩の価値観 多くの人から評価を得る、視野を広げる、リーダーとして皆をまとめる、尊敬する人がい るかが大事、多くの人を変える、複雑な問題を整理する、仕組みを作る、先駆者としてゼ ロから作る
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時 事務局として働いたときは自分が団体を切り盛りしている、仕組みをつくっている達成感 を感じられた。
■あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバ イスをもらってください。 多くの人を変える、仕組みを作る、等は公益法人は向いているのでは。
特に一般企業では、顧客を意識しながら働き続けることは実際難しい。時間がたつにつれ 、どのように顧客の力になれるか、という意識はどうしても薄らいでしまう。そこに疑問 を感じてしまうから、継続して働き続けることが出来なかったんだけれど(笑)
リーダーとして皆をまとめるというのは、社会人数年を経てから意識的に見に着けたもの 。現時点でないからといって、気にしすぎることはない。
3.この仕事に必要な能力 ■この仕事に必要な能力 可愛がられる、好かれる力
■なぜその力が必要? 地域で活動することが多いため。隙を見せることで仲良くなれる。
■大学生活で身についたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身についた? 自己相対化する、「自分にとっての問題」を考えること 東南アジアのスタディツアーに参加した経験から、大抵のことは「できない」のではなく 「しない」という選択をした結果のものであり、全てのことは自分で選択しているのだと 気付いた。それから、一旦自分レベルに落とし込んで考える癖・姿勢がついた。頭で憤り を感じていても、それが自分の関心事からあまりにもかけ離れていることだったら、行動 にまで落とし込むことは難しい。
★感想 具体的な職務内容からお話が逸れてしまうことが多々ありましたが(笑)、マネジメントに 関するお話も聞かせて頂きとても興味深かったです。特に面白かったのが、「経営者視点 」。仕事において大事なのは、自分が絶対的に何が得意なのかではなく、「その団体内に おいて相対的に自分が何が得意なのか?自分の何が重宝されるのか?」ということ。本当 に自分がやりたいことはできないかもしれないけれど、現在団体において不足しているも のを見極め、そこを補うことで全体で最大成果を出す(つまり居る環境によってキャラを 変える)。こうして「貸しを作る」ことは、長期的に見たら自分がやりたいことをやらせ て貰える可能性に繋がるとのことでした。
★取材者:ももよ(法3) |