職種×価値観調査

慶應大学商学部牛島ゼミにて、各職種に就く社会人がどのような価値観で仕事を行っているか調査したレポートです。【学生みなさまへ】価値観カテゴリーが1記事に対して複数つけられることが分かったので、複数カテゴリ付けを奥居の方で修正しています!新規登録時は、先輩の価値観を全部カテゴリ付けしてください

まりこ①(商社/8年目)

1.先輩仕事

■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?

・会社のお客としてはメーカーやバイヤーが基本。

・時に業者すらできないようなネットワークを開拓する時は関係者全部がお客となる。

・悩みは、マーケティング力がたりない。きちんと返ってくるかがわからない。

■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?

①トレード:総合商社というネットワークの強さを活かして、顧客のニーズに沿って売買の仲介役

事業投資:投資した企業の経営に踏み込んで事業の成長を全面サポート

・そのサービス提供の中で先輩は②事業投資を行っている。その会社専門の工場をアジアに立て、投資した企業の経営に携わっている。

 

2.この仕事で満たされる価値観

■先輩の価値観

[提供価値系]ゼロから新たなものを作る/仕組みを作る

[協業系]自分しかできないことをやる

■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じるとき

自分の考えた案や周りのチームで考えてゼロから作り上げたものが形として成果に残った時。お客様のためにもなって、会社の利益にも繋がった時。

■あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスをもらってください。

私の価値観は「協業系でチームとして取り組む」ですが、先輩には商社には様々な人が必要でチームで必ず動くからその力は重要だと言われました。ただアシストだけをすればいいのではなく、いかに効率よく仕事を次々とこなしていけるかは、総合職にせよAS職にせよ主体的に動くことが大事であると教えて頂きました。

 

3.この仕事に必要な能力

■この仕事に必要な能力

人を信頼する力、自分の頭で考えて行動する力、論理的に考える力

■なぜその力が必要?

商社はメーカーとは違い商材を持たない。だからこそ、自由に自分の好きにモノとモノ、企業と企業を繋げることができる。その関係の中で利益を常に持つためには、自分の頭で論理的に頭で考える、それを実行する力が必要。相手との関係性を築くためには、信頼する力、論理的に考える力も必要。

■大学生活で身に付いたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身に付いた?

法学部にいたこともあり、論理的に文章を書くことに慣れていたのでそれが活きている。

★感想

商社の仕事の奥深さ、メーカーにはできない総合商社ならではの存在意義を知ることができた。商材を持たないからこそ、自由にできるおもしろみがある一方でリスクも大きく責任感の大きな仕事だと思った。

★取材者 まりこ