かな②/治験業界・CRA/2年目
1.先輩の仕事
■先輩のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?
お客は製薬会社の製薬部門。
薬は、薬のタネを見つけ、非臨床試験(動物)、臨床試験(人に投与)、国の承認を経てようやく販売される。お客の悩みは臨床試験の際にかかる人件費が高いこと。
■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?
そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?
臨床試験で必要となるモニタリング業務(CRA)や、その後のデータの集積・解析業務などを、製薬会社から受託している。
他社と比べ、“質”を強みにしている。商品はないため、すべて人の質にかかっている。そのため価格は他社と比べ高い。
2.この仕事で満たされる価値観
■先輩の価値観
頼られる、優しさや誠実さなど人柄を評価される、尊敬する人がいるかが大事、目標達成の手助けをする
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じるとき
「目標達成の手助けをする」に関して、まだ達成とまではいかないが、新薬をつくりあげるまでの1つ1つの過程に自分が関わって、少しずつ進展していっているのが感じられ、目標達成まで頑張ろうという気持ちになる。
3.この仕事に必要な能力
■この仕事に必要な能力
自分の頭で考え決断し行動する力、素直に人の話や情報を吸収する力、人の話や悩みを聞き出す力、相手の気持ちを想像し共感する力、もっと成長しようと努力する向上心、人にかわいがられる・好かれる力、つらい時もここから頑張ろうと思えるプラス思考力、困っている人を助ける面倒見力
■なぜその力が必要?
「相手の気持ちを想像し共感する力」について
モニタリング業務の場合、製薬会社から受託し、その内容を病院で治験を行う医者うあ医療関係者に伝える。間に挟まれる立場となるため、どちらの気持ちも理解しようとしなければうまくいかないから。
■大学時代で身についたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身に付いた?
オーケストラという集団の中で演奏会に向けて音楽をつくりあげるという経験をしたため、1つの目標にむかって取り組む力が身に付いた。
★感想
あまり身近な存在ではない治験のお仕事について伺いましたが、大勢の人の気持ちをくみとることがとても重要な職業であり、その力は普段の学生生活でも意識していたらのびる部分だと思うので必要な能力の面では少し身近に感じました。また、専門的な知識が豊富でないといけないなと思いました。