職種×価値観調査

慶應大学商学部牛島ゼミにて、各職種に就く社会人がどのような価値観で仕事を行っているか調査したレポートです。【学生みなさまへ】価値観カテゴリーが1記事に対して複数つけられることが分かったので、複数カテゴリ付けを奥居の方で修正しています!新規登録時は、先輩の価値観を全部カテゴリ付けしてください

かな(飲食業/フレンチレストランオーナーシェフ/10年目)

1.先輩の仕事?

会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?

基本的には一般顧客。地域密着なので地域住民もしくは近所の会社に勤めている人々。立地は駅から離れていることもあり、家の近所で食事ができるというニーズ。

 

■その会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?

  そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?

飲食店というのは千差万別で競合他社が多い。その中で突出するためには明確な差別化が必要で、当社においては「手造り・無添加」をキーワードにとことんまで丁寧に作ること、そしてそれを標準的な価格より少しだけ安く提供することでリーズナブル(お得感)を演出する。もしくは通常想定される作業工程よりさらにひと手間加えることによって同等の満足感を得る。もちろんその商品を提供する空間・サービスにも同じ価値観を持った目線で気を配り用意しておく必要がある。オーナーシェフという立場はこれらすべてにおいて責任を持つもの。商品開発からその製造工程・販売空間・サービスや演出に加えて数字の管理・営業販売戦略とその維持まですべてを担う。

 

2.この仕事で満たされる価値観

■先輩の価値観

すべて

■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じるとき

ビジネスとしてはもちろんきちんと利益が出て成立しているとき。自分が選んだ食材を自分の良いと思う加工を施し、それが美味しいと言ってもらえる瞬間がこの仕事におけるすべてのベースになるもの。その積み重ねが雑誌やガイドブックの評価につながり、自らが手本となって集まってくれたスタッフのスキルアップを実感でき、より多くの売上げを作り、店舗や会社の環境の改善につなげてお客さんやスタッフが毎日楽しく充実した生活を過ごせているときに満たされる。

 

3.この仕事に必要な能力

■この仕事に必要な能力

すべて

■なぜその力が必要?

ビジネスを維持していくためには時代や環境の変化を察知し対応していく力が不可欠。飲食業はサービス業でありながらクリエイティヴィティも求められる。また一人の能力には限界があるため、より多くの仕事をするためにはチームを作る必要がある。そしてそのチームを守り、さらに成長していくためにはすべて必要。

■大学生活で身に付いたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身に付いた?

幅広い知識と様々な経験、人間観察力

 

★感想

価値観と必要な能力について全部丸がついて驚きでした!オーナーシェフの仕事は料理を作るだけでなく、その他にも販売空間や営業販売戦略など、すべてのことに責任があるということでさまざ能力が必要とされていることを知りました。私にはたりない要素が多くあるのでオーナーシェフへの道はまだまだだと痛感しました。