せーたろー①(パティシエ業界/3年目)
■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?
お客:主婦、OL、料理の先生、学生
ニーズ:将来洋菓子の道に進みたい、家族に洋菓子を作ってあげたい
■会社は顧客に対しどんなサービス/商品をどうやって提供している?そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?
洋菓子の基本的な知識・応用・テーブルコーディネーション。その中で教室の前に道具材料をそろえる。生地を焼くなど下準備をする。取材の雑誌撮影の準備=撮影用のお菓子作り
2 この仕事で満たされる価値観
■先輩の価値観
【協業系】尊敬できる人がいるかが大事
【提供価値系】目の前の人を支援する
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時
初めは生徒側として、先生の作るお菓子からにじみ出る先生の人柄に惚れた。お菓子はその人の普段の生活やセンスがにじみ出るものだから。提供者側として、先生の助手の仕事を全うする中で、成長を認められ一人の魅力的な女性に近づくことができたと思っている。また、お菓子は日常生活においては必要不可欠なものではない。だからこそお菓子を習いに来る人は、非日常のプラスアルファを求めている。だからお菓子作りも失敗してはいけないし、生徒さんがお菓子教室にいる間は、彼らの幸せな空間を絶対に守らなければいけない。
■あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスをもらってください。
「伝わっていない魅力を伝えたい」
1つ1つのお菓子のどこに魅力を感じるかは人次第。それを探すのは面白い
3 この仕事に必要な能力
■この仕事に必要な能力
感情をすぐ表に出さない力
■なぜその力が必要?
失敗を感情として出す人は不向き。焼きすぎたりして焦っているときも、それを顔に出さず生徒に悟られないことは大事。失敗が伝わると、生徒が不安に思う。先生の立場もなくなる。
■大学生活で身についたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身についた?
じっくり文献(=レシピ)を読み込む力
文学部としてたくさんの文献に当たった。文献から想像力を働かせ自分なりの解釈をする力は、レシピからそのお菓子の文化的な背景を知る力として活きた。
■感想
「お菓子は人がでる。」この言葉に全てが集約されると思った。仕事はその人の人となりがにじみ出るものだと痛感した。
取材者
経済学部 せーたろー