たくみ② (不動産仲介・6年目)
6月2日 インタビュー実施。
1.先輩の仕事
■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?
家を買いたい人、家を売りたい人、土地を売っている人
悩みは社内に人が足りないこと。良い住まいを見つけ出すことや、高く家が売れることができるようには、お客様から信頼されることが最も大事である。
■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?
そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?
川崎の営業所では家を買いたい人は比較的多い。東京へ移住してくる人は家を買うこと以外でも不安なことがあり、時間の問題のあるお客様もいる。この人達にできるだけ適したサービスを提供することを心掛けている。1人のお客様からの紹介で担当するお客様は信頼が既にある程度あるため、よりスムーズにできる。
2.この仕事で満たされる価値観
■先輩の価値観
[承認系]人のためにやっていると感じられる。仕事がとにかく多い。
[成長系]数で経験を増やしていける。
[協業系]後輩を育成することが最近は多い。良い仕事を伝えられること。
[提供価値系]幸せな生活を提供できる。
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時
あなたのおかげで良い家を見つける事ができたや、あなたのおかげで大切な家を売れる人が見つかったなどと言われる時には人のためにやっていると強く感じられます。
■あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスをもらってください
私の価値観は人のために何かをする仕事なため、とても向いていると言われました。家を売る人は嬉しいケースより、悲しいケースの方が比較的多い。この人達のマイナスな気持ちを出来る限りプラスに変えることにはとてもやりがいを感じられます。しかし、不動産仲介は休みが不定期であるため、家族重視な生活をするのは難しいかもしれないとは言われました。
3.この仕事に必要な能力
■この仕事に必要な能力
行動力とお客様のことを考える力
■なぜその力が必要?
スピーディーに対応をしなければ、お客様は別のところに行ってしまう。そのようなことが起きないためには、質問が来た直後に返事をすることや、常にサービスを提供することができるようにしておかなければいけない。
自分にとって良い事であっても、お客様にとっていいことであるとは限らない。相手のニーズなどをすべて引き出すことが大事である。例えば、小学校の近くの家はうるさいため、一般的には欲しい人はいないが、逆に子供の声を聞きたいお客様もいる。
■大学生活で身についたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身についた?
色んな人と話し、どんなことでも相手の話を聞く力。自分から一方的に話しても、お客様はなにもしない。お客様にちゃんと話させ、ニーズを聞く事によって、信頼関係もでき、より良いサービスを提供することができる。大学時代や就職活動中に自分から積極的に人に話しかけたおかげで自然と身に付いた。
★感想
不動産仲介は稼げる仕事であるが、稼いでいる人はその分多く働いていると感じました。私は人と密に話す仕事がしたいと思ったため、仲介事業は向いていると思っていましたが、自分が仕事に対しまだ理解していない所が多いなと感じました。この仕事はプライベートの時間は頑張れば作れるが、それ以外は仕事で精一杯だそうです。人の人生で数回しかしない買い物を手助けすることは大きなやりがいがあると思いました。
★取材者
商学部4年 たくみ