しましま①(シェアードサービス/バックオフィス/3年目)
5/23日インタビュー実施。
1.先輩の仕事
■会社のお客は誰?そのお客はどんな悩み・ニーズがある?
・お客:グループ内関連企業
・ニーズ:目の前のお客様に焦点を当て社会のニーズを満たそうとする事業部門と会社組織の利潤最大化を目指す経営部門の調整。
■会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?そのサービス提供の中で先輩はどんな役割を担っている?
人事、経理、法務(法律面から事業の実現をサポート)、総務(海外駐在社員の安全確保やオフィス配置の効率化)のうち、経理にあたる役割を担っている。
経理の行う役割は以下の2つに大別される。
・決算開示サービス:グループの行っている活動が生み出している成果を目に見える数値にまとめることで経営のサポートを行う。
・事業支援サービス:事業部門が発見した満たすべき社会のニーズを数字と直結する形に変えるサポートを行うことで社会のためだけでなく、会社のためになるものへと変える。→事業部門が行いたい「活動」と経営部門が必要とする「数字」双方の希望を叶える。
・会社の強み:グループ外部のシェアードサービスを利用する場合に比べ各部門との距離が近くスピード感あるサービス提供が可能であること。
2.この仕事で満たされる価値観
■先輩の価値
・頼られる
・視野を広げる
・1つのことを極める
・挑戦・冒険する
・チームで頑張る
・1人でコツコツやる
・良きサポート・アシスト役になる
・複雑な問題を整理する
・仕組みを作る
■仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時
・事業の人が知らないことを極めているからこそ計画を実現するために頼られる。→実現のための手段を提案できると嬉しい!
・ 決算は毎期毎年繰り返されるからこそ仕組みを作り上げて素早く効率的に結果を出せるようにすることが大切。前任者から仕事を引き継いでただそれを繰り返すのではなく、自分が今までのやり方にどんな+1を生み出せるかという意識を持つことで自分がやる意味を実感できる。→会社の中にあっても自分を活かせる
■あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスをもらってください
・「良きサポート・アシスト役になる」「目の前の人を支援する」
事業内容として大切な価値観ではある。しかし、同時に能動的に働きかけることも求められる場面が多くあるのでただ人の後ろに立っていたいという意識だけだとギャップに苦しむこともある。
3.この仕事に必要な能力
■この仕事に必要な能力
必要な能力だらけではあるが、強いて挙げるのであれば
・自分の頭で考え決断し行動する力
が一番重要
■なぜその力が必要?
+1を創り出すためには深い思考が必要とされる。また、決定権を持つ人たちに自分の案の是非を判断させるのではなく、自ら正しいと納得できる案を出していかに「イエス」と言わせるかという観点から考えて必要な材料を用意することが仕事するうえで求められる。
■大学生活で身についたもので、仕事で活きている力はある?またそれはなぜ身についた?
自分の頭で考える経験の基盤はゼミの自主的に考えることのできる、自由度の高い思考の場で養うことができた。
また、組織の代表として養ったリーダーシップは自分がやるという主体性のもとになっている。
★感想
最初はシェアードサービスと聞いてはっきりと何をやるのかイメージをつかめていなかったが、一言でいうならば人がやりたいことを実現するサポートということで自分の性格に合った業界だなと感じました。また、お話を伺っているうちに自分が気づいていないだけで強い個性を持っているのではないかという可能性を見出せたことも自分の中に新たな風が吹き込んでくる感覚で心地よかったです。会社に入る=ルーティンワークの始まりだと思い込んでいた自分としては社会に出てからも向上心を持ってギラギラしている先輩のお話を伺えて社会に出ることへの期待を抱けたことが一番の収穫でした。
★取材者 しましま(商3)