ゆーや(サービス業/個別指導塾営業部エリア長/10年目)
5月20日インタビュー実施
①先輩の仕事
◼︎会社のお客は誰?そのお客さんはどんな悩み・ニーズがある?
会社のお客は二種類に分けられる。
⑴授業を受ける子供→成績を上げたい・志望校に合格したい・先生や親、周りの友人に褒められたい
⑵その子供の親→勉強をして将来幸せになってほしい・勉強している姿を見たい
しかし、この親と子の間のニーズには少しギャップがある。
子供は目先のことを考え、親は遠い未来のことを考えている。
◼︎会社は顧客に対してどんなサービス/商品をどうやって提供している?
⑴子供→授業・模試
⑵親→面談・電話・受験情報
■先輩はそのサービス提供の中でどんな役割を担っているか?
エリア長という役職では、各教室の授業の質や教室全体の能力を均等にしなければならない。場所によってサービスが異なってはならないため、各教室を抜き打ちで訪れ、授業の風景や教室全体の雰囲気を見に行く。「そこで特に注意深く見るところはどこですか?」という私の問いに対して先輩は、「室長とアルバイトの講師との連携が取れているか・子供が教室に入ってきた時の講師や室長の挨拶・教室がしっかり掃除されいるかの3点を注意深く見ているかな。」というお答えをいただきました。
中小企業の個別指導塾は営業・授業・管理をすべてこなさなければならない。
故にアルバイトの講師を短期間で成長させるために講師に対する研修は月に一度必ずやるように心がけている。
②この仕事で満たされる価値観
◼︎先輩の価値観
【承認系】頑張っただけ稼ぐ・頼られる・優しさや誠実さなどの人柄を評価される
【成長系】できないことを克服する・挑戦冒険する
【協業系】チームで頑張る・リーダーとしてみんなをまとめる・良きサポート役になる
【提供価値系】目の前の人を支援する・多くの人を変える・複雑な問題を整理する・
目標達成の手助けをする
◼︎仕事をしていて「この価値観が満たされているな」と感じる時
・挑戦冒険する→当時の成績ではかなり厳しい志望校へ合格させたとき。営業面では、自分の足で実際にいろいろなお宅へチラシをポスティングしたり、テスト期間中に無料でテスト対策を行ったりしたことで、目標である在籍数と売上を大きく上回ったとき。
厳しい状況だからこそ、頭を使って解決しようとする。その結果の前に解決しようとする行為自体が次の自分へと導く糧になる。
◼︎あなたの価値観を先輩に見せ「この価値観にこの仕事は向いているかどうか」のアドバイスを持ってください
私の選んだ【一つのことを極める】という選択肢に対して、「この仕事はいろいろな作業が同時進行していくから、物事を多面的にとらえる力がないとたちまち自分のキャパを超えてしまうかな。」おっしゃっていました。
③この仕事に必要な能力
◼︎この仕事に必要な能力
自分の頭で考え行動する力・課題を見つけ解決策を練る力・コツコツ粘り強く続ける力・未知のものに挑戦する力・人の悩みや話を聞き出す力・負けず嫌い力・困っている人を助ける面倒見力・その他(気配り力)
◼︎なぜその力が必要?
この仕事で最も必要な力は、【課題を見つけ解決策を練る力】である。
この生徒は、なぜ成績が上がったのか、なぜ成績が上がらないのかなどの根本に生徒に対して、親に対して課題を見出さなければならない。
そして、生徒に対して塾の講師がしなければならないのは、「課題を生徒に理解させてあげ、方針を立ててあげること」であるから。
◼︎感想
普段の生活から、自分の今の課題は何かに考え解決しようと努力する癖がつけていけば、社会に出ていくうえで自分の大きな強みになっていくのではないだろうか。
取材者:ゆーや(商3)